変形性膝関節症は治らない?
整形外科で変形性膝関節症と診断され、主に注射や投薬をしてもらいます。
確かに一時的に症状は改善するかもしれませんが、根本的に改善したかといえばそうではありません。
放置しておくと痛みはぶり返しますし、なぜなら変形は進行していくからです。
しかし、変形した関節は治りませんが、しっかりと処置をすることで、膝の症状は改善することが出来ます。
まず、変形する原因として、体重増や筋力低下によるものがあります。
どうしても体重が重いと足にかかる負荷が強くなり、症状の悪化につながりますので、体重を落とす必要があります。
まず、体重を落とすあたり、大切なのは食事制限です!
「食事制限しなくて痩せたい!」と思われるかもしれませんが、この方法が手っ取り早いですから。
他の方法もありますが、かなり難しいと思われます。
他の方法としては、運動(有酸素運動・無酸素運動)です。
摂取したカロリー量を消費できるように運動をすればいいのですが、そのような運動の頑張りができれば、簡単に食事制限ができる自制心が養えます。
運動でカロリー消費をするためには、それ相応の運動量(時間・労力)が求められるからです。(仮に30分(1km6分ペースで走り約5km)走った場合、消費カロリーは300キロカロリー ご飯大盛り200gで約312キロカロリーです。)
また、自分一人では食事制限は中々できません。
ついつい甘いものや、脂質の多い食べ物を食べてしまいますよね。
ケーキ・チョコ・おかき・アイスクリーム・パフェ・ポテチ・フライドポテト等々・・・。
糖質と脂質のオンパレードですね。
カロリー爆弾です!
甘い物、脂質が多い揚げ物などを好んで食べている限り、体重を落とすことはなかなかできません。
ですから、我々も食事に関して指導させていただき、過度なカロリー摂取をしないように指導させていただきます。
体重を落としたい方は、ぜひご相談してください。
また、筋力低下も膝に負担をかけてしまう要因になります。
膝を固定する筋肉は、大腿四頭筋と言われる筋肉です。大腿四頭筋は、大腿直筋・中間広筋・外側広筋・内側広筋で構成されていますが、この中の広筋と呼ばれる、中間広筋・内側広筋・外側広筋が膝の関節を安定させる役割をになっています。
そのため、この筋肉を鍛えることが大切になります。
患者さんの状態に合った鍛え方を指導させていただきますね。
一度ご相談してください。
本当に、変形性膝関節症にならないのが一番です。
そのためには、日頃から気をつけられることは気をつけておいたほうがいいのです。
なってから後悔するのではなく、ならないように取り組んでおいたほうが後々大変ではなくなりますからね。
怪我も病気も予防が大切ですよ!