年を取るにつれてこの言葉よく聞かないですか?
それは、サルコペニア・・・。
サルコペニアって何か知っています?
サ・ル・コ・ぺ・二・ア・・・・。
恐ろしい呪文の言葉ですが、実際恐ろしいです!
サルコペニアとは、筋肉量の減少に伴って筋力や身体機能が低下している状態を指す言葉です。
ギリシャ語で「サルコ」とは“筋肉“、 「ペニア」とは“喪失“を指す言葉です。
日本語で言うと、「筋肉喪失」・・・・。
筋トレをしている筋トレトレイニーからすると、本当に恐ろしい言葉です・・・・。「筋・肉・喪・失」・・・・。
このサルコペニアの原因は、加齢による1次性サルコペニアと、活動不足や病気による2次性サルコペニアに分けられます。
1次性サルコペニア
加齢により、筋肉量の減少は誰にでも起こりえます。
一般的に25〜30歳ごろから始まり、年齢を重ねて徐々に進行していきます。
2次性サルコペニア
活動不足により、筋肉量が不足していきます。
座ることや寝ることが長いと、特に下半身の筋力は低下していきます。
また、病気により活動力が低下してしまうのも、2次性サルコペニアの特徴です。
サルコペニアになると、特に抗重力筋(広背筋・腹筋・ハムスト・大臀筋など)の低下が見られるため、立ったり座ったりの動作がしづらくなり、困難になっていきます。
もちろん、姿勢保持もしづらくなるので、姿勢不良により肩・腰・膝の痛みが出やすくなります。
また、躓きやすくなり転倒のリスク、筋力低下により活動量が益々不足していくため、横になっていることが多くなり、生活の質の低下、寝たきりへとつながります。
サルコペニアの判断は主にこの3つで判断します。
①筋力の評価(筋力低下の有無)
②筋肉量の測定(筋量減少の評価)
③身体機能の評価(歩行速度や移動能力)
①筋力の評価(筋力低下の有無)
これは握力測定で判断します。
・男性28kg未満
・女性18kg未満
この数値を下回るとサルコペニアの疑いがあり
②筋肉量の測定(筋量減少の評価)
体組成計を使用し、電気抵抗を測定して筋肉量を推定
・男性27%未満
・女性23%未満
この数値を下回ると、サルコペニアのリスクが高いとされます。
ただし、体組成計の測定には多少の誤差が生まれます。
「握力」「歩行速度」「筋肉量(BIAやDXAで測定)」と組み合わせて総合的に判断してください。
BIA:生体電気インピーダンス法
DXA:二重エネルギーX線吸収測定法
男性の理想的な骨格筋率 30〜35%
女性の理想的な骨格筋率 25〜30%
③身体機能の評価(歩行速度雨ある移動能力)
・歩行速度測定
4m歩行テストで0.8/秒未満の場合、サルコペニアの疑い。
・5回椅子立ち上がりテスト
椅子に座った状態から5回立ち上がる時間を測定
15秒以上かかると身体機能低下の疑い
当てはまる方は要注意!
筋肉量が減少し、筋力が低下することで、立ち上がりや歩行が困難になり、頻繁に躓く、体が思うように動かないなどの症状が現れます。
さらなる不活動につながり、転倒のリスクも高まり、その結果、骨折の危険性も高まります。
また、筋肉量が低下すると、血糖値を調整する力も低下するため、血糖値が変動しやすく、物忘れ・免疫力の低下・嚥下機能の低下・呼吸機能の低下につながります。
このサルコペニアを防ぐには、筋力トレーニングが最も効果的です。
また、有酸素運動(ウォーキング)も有効です。
そしてタンパク質を摂取することで、効果的に筋力量を増やす事が出来ます。
当院でも、握力や体組成計で骨格筋率を計測しています。
やりたい患者さんがおられれば、気軽に声をかけてください。
健康で健やかな日々を送っていきましょう!