手首の痛みについて

［記事公開日］2020/11/20

概要

TFCC損傷とは、三角繊維軟骨複合損傷（Triangular Fibrocartilage Complex損傷）の略です。

手首の捻挫として呼ばれることがあります。

転倒して手をついたり、手首の捻る動作を繰り返しすことによりなります。

手首を構成する三角繊維軟骨複合体と言う組織が損傷を受け、TFCC損傷を発症します。

転倒しての外傷、または転倒が多いコンタクトスポーツ。

そしてテニス・バトミントン・野球・卓球など、手首を使うことが多いスポーツに関連してなることが多いです。

また、重たい荷物を運ぶ様な職業の方、そして料理を仕事の生業としている人。

また、加齢に伴い足腰が弱くなって来ると、手をつくことが多くなるためTFCC損傷にもなり易くなります。

そもそも、加齢に伴い靭帯・軟骨が損傷を受けることでも発症することもありますからね。

ドアノブを回す。ペットボトルの蓋を回す、車のキーを回した時に痛みが誘発されます。

尺骨茎状突起と呼ばれる小指側にあたる場所に局所的な痛みが生じるのが特徴です。

症状の重症度によりますが、サポーターをしたりテーピングで固定を行い、運動制限を行い安静にします。

また手首に使いすぎによるものに関しては、手首を動かす筋肉の緊張を取り除く必要があります。

手首を動かす筋肉は前腕にありますので、前腕にある筋肉の緊張を取り除いていきます。

こうして治療することにより、約１ヶ月ぐらいで改善します。

手首はよく使う関節になり、完全な安静ができにくいところになりますので、長引く可能性があります。

また放置しておくのも、改善を長引かせてしまう原因にもなりますので、早い目に適切な処置をしていく必要があります。

当院はご予約優先制となります。ご予約していただくことをお勧めします。

お電話していただくか、メールでご予約の連絡をしていただくか、当院のホームページに問診票を記載していただいたり、予約ができるページがあります。

そこに記載していただければ、来院されたさいに問診票を書く手間が省けますし、極力お待たせすることなくスムーズにお通しする事ができます。

大変便利ですので、ぜひ活用してください。