変形性股関節症について

[記事公開日]2020/10/20

概要

股関節は受け皿となる骨盤の臼蓋(キュウガイ)と大腿骨頭で形成されています。また、関節には関節の動きをスムーズにさせるために軟骨があります。

この軟骨が摩耗し、軟骨の減少、骨の変形をきたす運動疾患です。

変形性股関節症が進行すると関節の変形や運動痛、関節可動域の制限により、起立や歩行に大きな影響を与えるため、QOLの低下が著しく、ロコモディブシンドローになります。

原因

変形性股関節症の場合、加齢によるもの、過度の関節運動、体重の増加や外傷によるものがありますが、多いケースとして、先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全によりなります。

男性よりも女性に多いです。

また、加齢により、軟骨は弱くなります。長年の積み重ねで変形性股関節症になります。社会全体の長寿・高齢化が進み、結果的に変形性股関節症の患者さんが増えています。

症状

足の付け根やお尻、膝の上部に強張りをや重い感じがあり、歩き始めや長時間歩いた時、階段の上り下りの時に痛みを感じる様になります。

炎症が強い場合や、股関節唇の損傷があると、強い痛みが出ることがあります。

さらに変形が進行していくと、痛みは強くなり、日常生活の動作の制限も増えるため、生活に支障をきたすようになります。

治療

柔道整復師ができる範疇は、関節の可動域を見極めながら、股関節周りの筋肉の緊張、そして膝の関節・足関節の筋肉の緊張を取り除き、少しでもスムースに歩けるようにしていきます。

歩行がスムーズに行えると身体も使える様になりますので、筋肉を鍛えていく筋トレなどの運動療法を取り入れながら行っていただく必要があります。

ただし、人工関節を入れている場合は、関節の可動域を見る際、気をつけて見ていかないといけません。無理して動かすこと禁物です。

ゆっくり動かしていき、動かせる範疇を見つけ、その中でも緊張しずぎた筋肉の緊張を取り除き、動かしやすいようにしていくことが求められます。

先天性股関節股関節脱臼や臼蓋形成不全がある方は、早急に股関節周りの筋肉の緊張を取り除いていきながら筋力を鍛える必要があります。

そもそも関節が不安定なのです。その関節の不安定さを靭帯や筋肉で補っているため、筋肉は過緊張している可能性が高いです。

そのため、筋肉の緊張を取り除き、筋肉を鍛える必要があるのです。

筋肉の緊張はトリガーポイント治療で取り除きます。普段はストレッチなどをしていただき、自分の体を労ってあげてください。

ストレッチや筋力をつけていくことは先生に教えてもらってくださいね。

何もしなければ、筋力は低下していきますし、筋肉は過緊張してしまいます。

自分の身体を労り早い目の治療をお願いします。

当院はご予約優先制となります。ご予約していただくことをお勧めします。

お電話していただくか、メールでご予約の連絡をしていただくか、当院のホームページに問診票を記載していただいたり、予約ができるページがあります。

そこに記載していただければ、来院されたさいに問診票を書く手間が省けますし、極力お待たせすることなくスムーズにお通しする事ができます。

大変便利ですので、ぜひ活用してください。

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